マーシリーグスク

マーシリーグスク

データ

グスク名 マーシリグスク
読み まーしりぐすく
別名 熱田マーシリー
所在地 北中城村熱田
現況
築造年代 不詳
築造者 不詳
主な城主 不詳
種別 聖域?
構造物 拝所、石積、標柱

記録

初回探訪年月日 2005/9/23
最終探訪年月日
満足度(A-G) D 伝承では比翼塚と云われ、元々聖域であったと思われます。
過去の記述
所在地 北中城村熱田
分類 聖域
築造年代 不詳
築造者 不詳
主な城主 不詳
別名熱田マーシリ。
巨岩と拝所があるだけのグスクで、聖域的なものです。
伝承はあるようですが、調べることはできませんでした。

概要

マーシリーグスクは熱田集落南東の国道329号線沿い、海岸線から50mほどの場所にあるグスクです。
地元ではマーシリーグスクでは無く熱田マーシリーと呼ばれているのだそうです1)ぐすく-グスク分布調査報告 (Ⅰ)-沖縄本島及び周辺離島

歴史、感想

このグスクの詳細な歴史は分かっていないようです。
グスクは巨岩を擁してはいますがグスクとしては非常に小さく、拝所としての規模しかありません。
グスク=城のイメージを覆す典型では無いかと個人的には思っているのですが、このグスクに伝わる伝承もそれに相応しいと考えています。
伝承の詳細は以下に紹介していますが、それによれば比翼塚だそうで、拝所というよりは古墓では無いかという気もします。

伝承

以下は「ぐすく」からの引用です。

具志頭間切の容姿端麗な美男子、白川桃樽金という若者と、勝連間切浜2)浜比嘉島浜集落?の美人浜川真鍋樽の恋物語である。
昔、勝連間切に真鍋樽というという評判高い絶世の美人がいた。その噂は人から人へ、また旅人から旅人へへ伝えられていった。
その噂を聞いた樽金は、早速、真鍋樽に会い、やはり噂にたがわない美人だと思った。
真鍋樽に惚れた彼は、直ちに結婚を申し込んだ。
一方、彼女も彼に一目惚れをしたが、気品と知性に富んだ彼女はすぐに承諾せず、むつかしい謎をかけ彼を帰した。
例えば、その謎とは「今度来るときは、二頭の馬に鞍一つかけて一人で乗ってくるように・・・。」
このような謎が再三続き、彼は謎解がとけず追い返された。
失敗した彼は、彼女への思いを諦めきれずとうとう病床に伏し、「おれが死んだら真鍋樽の村がよく見える場所に葬ってくれ」と遺言を残して死んだ。
一方彼女もまた。来なくなった彼に思い焦がれ、同じ遺言を残して死んだ。
それぞれの死体は二人の思いを遂げさすため、樽金の死体は勝連間切へ、真鍋樽の死体は島尻間切3)島尻郡具志頭間切?に向かって担いで運ばれた。
途中、はからずも両者は熱田の海岸でばったり出会ったので、その背後地にあるマーシリを最適の地と定め、ここに死体を合葬し、この地を比翼塚4)ひよくづか 愛し合って死んだ男女や心中した男女を葬った墓・塚。とした。
参考 北中城村役所『北中城村史』1970年

探訪記

グスク入り口 グスク入り口。
奥の巨岩がグスクの中心です。
巨岩の脇 巨岩脇の道。
非常に小規模です。
聳え立つ巨岩 聳え立つ巨岩。

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脚注

   [ + ]

1. ぐすく-グスク分布調査報告 (Ⅰ)-沖縄本島及び周辺離島
2. 浜比嘉島浜集落?
3. 島尻郡具志頭間切?
4. ひよくづか 愛し合って死んだ男女や心中した男女を葬った墓・塚。

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