那覇市

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那覇市のグスクです。
適宜更新していきます。

概要

那覇市は沖縄県の中心でとして知られています。
主に琉球王国の王都であった首里地域とその近隣であった真和志地域、小禄地域で成っていますが、グスク時代や三山時代では西原や豊見城だった地域もあります。
かつては察度王の弟が城主であったとされる天久グスクや同じく察度王の弟とされる金満泰期按司が城主だったと云われ、南山との最前線でもあった小禄グスクなどが中心だったと思われます。
三山を統一した尚巴志王が中山の都を浦添から首里に移したことで、那覇港が琉球の貿易拠点となります。
那覇港の周辺には三重グスクなどの台場や御物グスクなどの交易品を管理する施設が築かれました。
上記の通り那覇は沖縄県の中心であり市街化も著しく、遺構を留めたグスクは多くありません。

那覇市のグスク一覧

グスク名地区探訪年月日概要
首里城首里金城町1丁目 2020/11/15言わずと知れた琉球王国の王城です。
詳細は個別ページにて。
クンダグスク首里金城町1丁目首里城南西の崖下あるグスクで、
尚円革命の際に殺害された尚徳王世子の遺体が投げ捨てられ
後に腓(クンダ)の骨を残して真栄平グスクに移されたと云います[1]沖縄の拝所巡り300 P127
ハナグスク若狭?現在の波上宮周辺はかつて端城(ハナグスク)と呼ばれていたそうです[2]沖縄の拝所巡り300 P53
島の端で海に突き出た丘が端城と称されていたのだそうです[3]琉球王国の真実 P57
石田グスク繁多川2007/5/1詳細は個別ページにて。
三重グスク西2008/3/25詳細は個別ページにて。
屋良座森グスク住吉町2丁目詳細は個別ページにて。
御物グスク垣花町詳細は個別ページにて。
湖グスク[4]角川日本地名大辞典 47 沖縄県:グスク分布図垣花町現在垣花町の一部となっている地域で湖城村があり、
1673年に儀間村から分立したのだそうです[5]角川日本地名大辞典 47 沖縄県 P353
拝所として湖城ノ嶽や殿などがあり、「分布図」で御嶽とされている事からそれらを指しているのかも知れません。
天久グスク天久2007/5/6詳細は個別ページにて。
具志グスク具志1丁目2015/9/21詳細は個別ページにて。
小禄グスク小禄2005/11/15詳細は個別ページにて。
硫黄グスク通堂町詳細は個別ページにて。
天妃グスク久米?「ぐすく」には上天妃宮跡を指しているのでは無いかと記載されています。
サキハラグスク鏡水2012/1/7詳細は個別ページにて。
織名グスク[6]ぐすく:グスク分布調査報告書―沖縄本島及び周辺離島:未確認のグスク一覧織名?詳細不明。
城嶽グスク[7]ぐすく:グスク分布調査報告書―沖縄本島及び周辺離島:未確認のグスク一覧[8]角川日本地名大辞典 47 沖縄県:グスク分布図楚辺?「分布図」では「グスク嶽」と表記され、
「城嶽」を指しているようです。
しかし城嶽が城嶽グスクであるなら、なぜ「ぐすく」で未確認扱いなのか気になります。
大嶺グスク[9]ぐすく:グスク分布調査報告書―沖縄本島及び周辺離島:未確認のグスク一覧大嶺大嶺地区は大部分が那覇空港敷地となっているため破壊された物と思われます。
国中グスク[10]角川日本地名大辞典 47 沖縄県:グスク分布図不詳詳細不明。
金グスク[11]角川日本地名大辞典 47 沖縄県:グスク分布図不詳「分布図」では金満御嶽でもある
小禄グスクの辺りを指しているように見えます。
池グスク[12]角川日本地名大辞典 47 沖縄県:グスク分布図不詳詳細不明。
ウフグスク[13]角川日本地名大辞典 47 沖縄県:グスク分布図不詳詳細不明。
タマグスク[14]角川日本地名大辞典 47 沖縄県:グスク分布図不詳詳細不明。
仲三重グスク[15]ぐすく:グスク分布調査報告書―沖縄本島及び周辺離島:未確認のグスク一覧不詳詳細不明。
グスク毛[16]角川日本地名大辞典 47 沖縄県:グスク分布図不詳詳細不明。

脚注

脚注

1沖縄の拝所巡り300 P127
2沖縄の拝所巡り300 P53
3琉球王国の真実 P57
4, 8, 10, 11, 12, 13, 14, 16角川日本地名大辞典 47 沖縄県:グスク分布図
5角川日本地名大辞典 47 沖縄県 P353
6, 7, 9, 15ぐすく:グスク分布調査報告書―沖縄本島及び周辺離島:未確認のグスク一覧

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